煙草だったり化粧だったり、自転車とすれ違って匂う事はよくあります。たまたまそれが黴だったのですが、時節柄気になってしまいました、、、。(2018年夏詠)
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人ごみに紛れ藪蚊の難逃れ
昨日の続きになってしまいました。藪蚊から逃れるにはこれが一番です、、、。(2018年夏詠)
稲荷社の藪蚊ぬけ来る赤鳥居
お稲荷さんの赤い鳥居のトンネル、あればくぐって、少しばかりのお賽銭をと、小銭を探している最中にもう藪蚊、、、。(2018年夏詠)
手を出せば届きさうなる梅雨の空
昨年の梅雨空です。今年も近づいているようには思うのですが、、、。(2018年夏詠)
梅雨空の晴れよと下津井節続く
お世話してくださった方の勤め先「むかし下津井回船問屋」での食事と句会、下津井節も流れていました。楽しい一日でした、、、。(2018年夏詠)
路地細しどの家も梅雨のもの干して
これも下津井吟行での句、先日の路地風景です。束の間の梅雨の晴間、密集した家並みのそれぞれの家が、工夫して目いっぱいの洗濯物が干してある、、、。(2018年夏詠)
夏潮の波引きつれて戻り船
昨日に続き下津井での吟行句です。ちょっと早めに着いたので海を見に、、、。(2018年夏詠)
路地奥の井戸ある暮らし夏つばめ
下津井吟行での句。細い路地を入って行くと今も古い共同井戸が残っている。すぐ後には急斜面の山が迫っており、その斜面にへばりつくように民家が並んでいる。どの家にも所せましと洗濯物が干され、路地を器用に燕が抜けていく、、、。(2018年夏詠)
炎昼の鉄管ビール一気飲み
昔ある人から聞いた話で、その人が若かった頃に某ビール会社の近くに住んでいて、その会社の塀には外に向けて蛇口が付けてあり、ひねるとビールが出て来た。だから毎日仕事帰りにそこで一杯、とか、、、。たぶん嘘でしょう。掲句はただの水、、、。(2018年夏詠)
黒南風や掃けばまた散る山法師
我が家にある源平山法師、同じ木から白と赤の花が咲く。赤と言ってもピンクに近い上品な色。赤の出る確率は年によって違う。天候のせいか今年は赤が多く、十分に楽しませてもらった。山法師の花は咲き始めは小さく、長い期間をかけてしだいに大きく成長していく。梅雨の頃が散り時で、その頃にはもう衰えた花びら(苞)の中心に青い実が出来ている、、、。(2018年夏詠)