一昨日、昨日とまた寒い朝、少しだけ暖房のスイッチを入れてしまいました。何て寒さなんだと思いながら去年の句帳を見ると掲句、5月10日の日付がありました、、、。(2018年夏詠)
タグ: 夏
厨より蕗煮る匂雨しとど
蕗は大好きな食べ物です。特に真っ黒になるほど煮しめた伽羅蕗が好みですが、どうも最近我が家は薄味が多くて、、、。(2018年夏詠)
夏来る光も影も緑して
春から夏への変化の早さには毎年驚かされる。桜並木もすっかり緑になって、木洩日も路面に映るその影までも緑に見える、、、。(2018年夏詠)
初夏や怒涛の如く句の湧きて
なんて事があれば良いのですが、、、。(2018年夏詠)
夜も緑朝も緑の五月かな
五月です。令和です。数日前「れいわ」で変換を押したらちゃんと「令和」と出ました。利口なものですね、、、。(2018年春詠)
息切らす八十八段花は葉に
四月の終り、と共に平成の終り。昭和に生まれ、平成を越え、どうやら令和が見えるところまで来たようです。掲句は阿智神社の参道の石段、いつも鳥居の下から見上げて、「さあ上ろう」と覚悟を決めて上り始めます。ここを上ればだいたいその日の体調がわかります、、、。(2018年春詠)
老犬の休む日陰や著莪の花
もう著莪の花が咲き始めている。アヤメ科の花としては控えめな花、、、。(2018年春詠)
鯉幟保母も園児も風に舞ひ
吟行の途中で覗いた街中の幼稚園、元気よく鯉幟が泳いでいます。その下を走り回る園児、それを追いかける保母さん。黄色い声が溢れています、、、。(2018年春詠)
両足ではねて烏の子の一歩
散歩の途中で見かける三匹の鴉。今年生まれた兄弟姉妹なのだろう少し小ぶりで仲がよさそう。いつも行動を共にしているようだ、、、。(2017年秋詠)
落蝉となるやも知れず我もまた
暑い日の吟行、頭上に溢れる蝉の声、下を見れば何匹もの落蝉、ふとこんな風に考えてしまう自分がいた、、、。(2017年秋詠)