新涼や羽あるものは空翔り

朝日が出ると途端に暑くなってしまいます。新涼と言えるのはまだその前のわずかな時間ですね。出来立てのまだ完成していないような鱗雲やすじ雲が見えます。その空高くをいろいろな鳥が飛んでいきます。気持ち良いでしょうね、、、。(2016年秋詠)

新涼や路地に母呼ぶ幼声

長いサラリーマン生活のほとんどを、同じ時刻に同じ道を通り、同じ路地を抜けて会社に通った。長い年月の間には、畦道が立派なアスファルトの直線道路になり、やがて周辺が宅地へと変わって行った。新しい家が建ち、新しい人々の営みが始まった、、、。よくよく考えてみると、徒歩20分の通勤路で、ほとんどの道が変わって行った。唯一変わらなかったのがこの路地だったように思う。もちろん、住んでいる人は歳をとり、子どもたちは巣立って行ったが、、、。(2001年秋詠)

新涼や子の駆けて行く登校日

自分が小学生だった時の登校日ってどうだったろう?と、思い出そうとするのですが、これがさっぱり覚えていないのです。なかったはずは無いのですが、、、。そして、夏休みで覚えていることと言えば、最終日に必死で宿題をしたことです。今年こそはと最初の二三日は思うのですが、気が付けば、、、。(2000年秋詠)