お歳暮のセールがたけなわですね。多くはありませんが、毎年何にしようかと悩んでしまいます。ハムは定番と思いますが、実はハムを選んだ事はないのです、、、。(2014年冬詠)
カテゴリー: 2014
大綿の風あるやうに漂へり
風があるんだか無いんだか、ふわふわふわふわ漂っている綿虫。俳句では恰好の句材ですが、あの正体はなんだろう?ということでネットで調べてみたら「カメムシ目・腹吻亜目・アブラムシ科に属する昆虫」と書いてありました。えっ!カメムシやアブラムシの仲間なの、、、。(2014年冬詠)
捨てられし時計の動く十二月
12月8日は太平洋戦争の開戦日です。今年は戦争について、いろいろと考える事の多い年でした。掲句は昨年、12月8日に詠んだ句でも12月8日を詠んだ句でもありませんが、何かちょうど合う句かなと思って書きました。実は散歩の途中に詠んだ句ですが、その背景は書かないほうが良いでしょう。適当に想像してくださいね、、、。(2014年冬詠)
鉄橋を渡る一両夕時雨
また時雨です。先日の小夜時雨と違って、まだ夕日の残っている頃、雨足がキラキラと輝いて見える中を、電車がコトコトと鉄橋を渡って行きます、、、。(2014年冬詠)
マスクして他人のふりをしてゐたり
たまにはこんな事も、、、。(2014年冬詠)
指舐めてめくる新聞十二月
齢と共に油っけが少なくなって、冬になると新聞がめくり難い、、、。(2014年冬詠)
枯葎風の音とも獣とも
時々こんな事があります。一瞬ドキッとするのですが、後何の音もしないので、やはり風だったのでしょうね。もしかしたら何かがジッと身を潜めてこちらを見ているかも知れない、なんて思うほうが楽しいのですが、我が愛犬は反応なし、、、。(2014年冬詠)
小夜時雨壁打つ屋根打つ心打つ
寒さと共に、県北の盆地は時雨の季節になりました。気がつくと雨の音がしている。おっと、洗濯物が出しっぱなし、と外に出てみるともう小降りになって日差が見えている。そんな感じで、風情があるとばかりも言っておられないのが時雨ですが、盆地には時雨がよく似合います。掲句は夜の時雨、音が寂しい、、、。(2014年冬詠)
ご自由にお取りください花梨の実
倉敷阿智神社の社務所、窓口に各種のパンフレットと共に花梨の実が置いてある。その傍に「ご自由にお取りください」の張り紙が。香りに誘われて一つ頂くことにする。出来るだけ形の良いものをと選ぶが、そこは花梨の実、それぞれに自己主張が強い、、、。掲句は昨年、今年はどうかなと先日の句会の折に覗いてみたら、ありました。今年はもう遅いのか二つだけ、、、。(2014年冬詠)
警笛の軽し小春の一両車
暖かいと心まで軽くなる。心が軽くなれば列車の警笛まで軽く聞こえる。相変わらずコトコトコトコト一両車、昼間はほとんどすいている、、、。(2014年冬詠)