グラウンドとは名ばかりの河川敷の原っぱに白い野球ボールの忘れ物、、、。(2021年夏詠)
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朝涼し踏切の音軽やかに
我が家から30mほど向こうに踏み切りがあります。玄関を出て朝の涼しさを満喫していると踏切が鳴り出しました。涼しさの中で聞くと何だか軽やか、、、。(2021年夏詠)
端居してオリンピックを見て端居
去年の今頃の日々、、、。(2021年夏詠)
水打つてそれで一日の終りとす
涼しさも心の持ちよう、、、。(2021年夏詠)
青春や西日差し込む男子寮
某高校の男子寮、暑そう、、、。(2021年夏詠)
犬葬る読経のごとく蝉しぐれ
愛犬もみじが死んで三年が経ちました。掲句は昨年、その日を思い出して、、、。(2021年夏詠)
素麺のラベル涼しき波模様
昔ながらの濃紺で描かれた素麺のラベルの波模様。「やっぱこれだねっ!」と言った感じで、茹でる前から涼しさを感じる、、、。(2021年夏詠)
確かむる跡形の無き蛇の跡
「蛇!」と思った時にはもうするすると草むらに消えて行った蛇、もういないと分かっているのに近づいて、その辺りを確認する習性、、、。(2021年夏詠)
群てなほ寂しきものに川蜻蛉
私がそう感じるだけなのかも知れませんね。川辺の木陰に群れて休んでいる川蜻蛉、、、。(2021年夏詠)
人無くば俯いてゆく炎暑かな
外を歩く時は一応姿勢を気にするのですが、人がいないとつい俯き加減になってしまいます。まして夏の太陽の下では、、、。(2021年夏詠)