以前にも書きましたが、私の実家は山と山に挟まれたところにあります。子どもの頃には街灯もなかったので、晴れた空には星が綺麗でした。峡を挟んで山から山へ、落ちて来そうな近さで銀河が流れ、涼み台に寝っころがっていると、いくつもいくつも流星が見えました。(2009年秋詠)
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鬼やんまこの家の間取知るごとく
開け放った田舎の家を、鬼やんまが我が物顔に通り過ぎて行く。まるでこの家の間取を熟知しているかのように、堂々とした飛行だ。昔はよくあった風景だが、今はどうなんだろう。鬼やんまも少なくなっただろうな。(2009年秋詠)
今朝秋と思へば影の長きかな
残暑お見舞い申し上げます。秋になりました。まだまだ暑い日が続きますので、皆様ご自愛くださいませ。しばらくは夏の句も混ぜながら書いていきたいと思います。(2008年秋詠)