音させて一人踏みゆく霜柱

散歩する舗装された土手道から外れて河原に降りると、所々に霜柱が出来る広場があります。簡単に真砂土を入れて均しただけの広場で、全体が浮いたような霜柱の面が出来上がります。そこを一人、ザックザックと音をたてて歩きます。気分は子供の頃と同じですが、後に残るのは大きな大人の足跡です、、、。(2020年冬詠)

寒月へ点滅灯の入りゆく

昼間は音がしても雑音の中で気づかないだけなのでしょうか、夜に外に出ると飛行音が度々聞こえてきます。晴れていると点滅する航行灯(と言うのだそうです)がすぐに見つかります。多い時は一度にいくつも見えたりします。飛行機の高度によって見え方も違いますし、色もきれいです。たまたま掲句のようなことも、、、。(2020年冬詠)

初場所の気になる明瀬山の腹

初場所もあと五日、そう言えば昨年の初場所でこんな句を残していた。久しぶりに幕内で見た明瀬山、あの体型がなんとも言えず魅力的でつい応援したくなったものだが、それもつかの間、今年の初場所ではもう幕内にも十両にも姿がない。もう一度応援してみたいが、、、。(2020年冬詠)